カウアイ島の観光スポット

ダニエル K. イノウエ・キラウエア・ポイント灯台
Daniel K. Inoue Kilauea Point Lighthouse

昔は航海する船を、現在は野生動物たちを守る、灯台のある岬。

Daniel K. Inoue Kilauea Point Lighthouse

ハイウエイを車で北に向かい、「23マイル」のサインを過ぎたところを、キラウエア・ロード(Kilauea Rd.)へと入る。その右折地点から、キラウエア・タウンになる。キラウエアは、かつてはサトウキビ・プランテーションで栄えた町である。1970年代グアバがハワイに入ってきて以来、世界一の生産量を誇るグアバ畑で知られていたが、最近になって畑全体を含むこの一帯が個人によって買い取られ、グアバ畑は姿を消している。

キラウエア・ロード(Kilauea Rd.)をそのまままっすぐ進むと、キラウエア岬に着く。この岬はカウアイ島の最北端であり、ハワイ諸島全体の最北に位置する。この岬の先端に建つのが、ダニエル K. イノウエ・キラウエア・ポイント灯台。カウアイ島を象徴するように多くの絵はがきやポストカードで紹介されている、絵になるスポットだ。

Kilauea Point
ハワイ諸島最北端に建つダニエル K. イノウエ・キラウエア・ポイント灯台。

この灯台、実は1976年でその役目を終えている。がしかし、40年前が経った今いまでも、キラウエアの町のモニュメントとして、カウアイ島の代表的な光景のひとつとして、大きな存在であり続けている。(引き続き自動的に灯りを放つ動作は行われている)

カウアイ島のキラウエア灯台
1913年から1976年まで1日も休まずカウアイの海を見守ってきた偉大なキラウエア灯台。

キラウエア灯台が建てられたのは、1913年。建築当時、灯台に使用されたフランス・パリ製の2枚の貝型レンズは、世界で最大のものであった。タワーは約52フィート(16メートル)、上部には手すりを備えた鉄製の円形テラスがある。当初は、作業員が3.5時間ごとにリセットする重りによって稼働されていたそうだ。灯台のビームは90マイル先の海を煌々と照らし、数十年にわたって、ハワイ諸島を航行する商業船舶の航行を援助する重要な役割りであった。1930年に発電機によって電気が供給されるようになり、1976年に沿岸警備隊によって有人灯台から自動になり、その役目を終えた。3年後の1979年に、国立歴史建造物に指定されている。

カウアイ島キラウエア灯台からの景色
キラウエア灯台から眺める自然の景色はきっと当時のままだろう。
カウアイ島のキラウエアポイント
季節によってザトウクジラやハワイアンモンクシールに出会えるかもしれない。

Columnコラム

1913年の開始から100年後、アメリカ合衆国上院議員(アメリカ初の日系人議員で、アジア系移民では最高位までいった政治家。1963年から50年にわたる議員生活のあと、2012年に永眠。)ダニエル K. イノウエ氏を讃えて、現在の名前に改名された。

Information

地図 MAP
住所 3500 Kilauea Rd Kilauea HI 96754
公式HP http://www.kilaueapoint.org