カウアイ島の観光スポット

コケエ州立公園
Koke'e State Park

ワイメア渓谷からナ・パリ・コーストの絶景を見に行こう。

ハワイ州カウアイ島のコケエ州立公園

ワイメア州立公園をさらに登っていくと道なりに現れてくるのが、コケエ州立公園。緑の芝生がきれいに整備された大きなオープン・エリアだ。ここまで来て車を降りると、周辺の空気が一変しているのが肌で感じられる。ひんやりとして、周囲の樹木の香りが混ざった気持ちの良い空気に、自然と心身が開くようだ。周辺にはキャンプ場などもあり、ハワイ全島から、スクールやフラ・ハラウが訪れてはカウアイ島の植生、鳥や動物についての自然を学んだり、歴史を学んだりする場所にもなっている。カウアイ島を代表する花として知られるモキハナ、またカウアイ島特有の香り濃いマイレ・リイリイが見られる場所としても有名な州立公園である。

コケエ・ステイト・パークのオープンエリア
コケエ公園の美しいオープンエリアは憩いの場としてローカルに愛されている。

また、年に一度のフラの祭典「エマラニ・フェスティバル」の会場になるのもここ。1870年に、エマラニ女王が馬に乗って一行と共にワイメア渓谷にあるアラカイ・スワンプ(湿地帯)を通ってキロハナ・ルックアウトを目指した有名な旅にちなんで、エマ女王に捧げる祭典がこの場所で行われる。カウアイ島のフラ・ハラウはもちろん、ハワイ他島からも多くのフラ・ハラウが参加する、すてきなローカル・イベントとして知られている。

公園に咲く植物
コケエ州立公園ではさまざまな種類の植物を見ることができる。

コケエ博物館 Koke’e Museum

芝生が敷かれたパークの片隅にある小さな博物館。コケエ周辺で見られる植物、生物、また過去にカウアイ島を襲った2大ハリケーンに関する資料などが展示されている。売店では、トレイル・マップ、コケエの鳥や生物を知るミニ図鑑や分布図が売られている。ワイメア渓谷のトレッキングを楽しみたい人に役に立つ情報があるので、コケエを楽しむ前にここを訪れてみるのもオススメ。博物館は無料になっているが、入口に「Donation Box (寄付箱)」があり、集まった寄付金は、博物館の運営などに充てられている。

コケエ・ミュージアムの入口
博物館の入口はサインボードが目印。
ハワイ州カウアイ島のコケエ博物館
トレイル情報や地図はコケエ・ミュージアムで入手できる。

コケエ・ロッジ Koke’e Lodge

ワイメアの町を出て以降に出会う唯一の山のレストラン。コケエに来るのは天候が安定している早朝がオススメだ。レストランは9時から開いているので、ブレックファストや、ワイメア渓谷やコケエで冷気にさらされたカラダを暖めるのもオススメ。山頂にぽつんとある、カントリー感がいっぱいのレストランながら、味はなかなかである。

コケエ・ロッジ
名前の通り山小屋風の味のあるレストラン。

カララウ展望台 Kalalau Lookout

ナ・パリ・コーストを見おろす展望台。1919年まで人が住んでいたとされるカララウ渓谷が眼下に一望できる。カララウ渓谷は、ナ・パリ・コーストで最大の渓谷。ビーチへは、島の北端から始まるトレイル(1泊以上を覚悟!)を歩くか、海岸沿いをボートで行くしかアクセス方法がない。その景色を上から見下ろせる。雲さえも眼下に見下ろす高台になり、足下に広がる太古からの景色と相まって、そのトリップ感は大きい。また、この場所はフラの儀式が行われたり、フラの祭典のあとでここを訪れてフラを奉納するフラ・ハラウがあるなど、一見、整備された展望台ながら、フラ・プラクティショナーには神聖な場所でもある。一連のドライブ・コースの中では、一番きれいなトイレが完備されている。

カララウ展望台
カララウ展望台の入口。

プウ・オ・キラ展望台 Pu’u o Kila Lookout

カララウ展望台を最後の展望台だと思って引き返してしまう人がたくさんいるが、こちらが本当の最終展望台。太平洋で一番の絶景だとも称賛されるのがここからの景色だ。また、この展望台はアラカイ・スワンプ(湿地帯)へと続くピヘア・トレイルへの入り口にもなる。

プウ・オ・キラ展望台から見るナ・パリ・コースト
雲が抜けた瞬間に現れるナ・パリ・コーストの絶景に感動する。
ピヘア・トレイルの入口
ピヘア・トレイルへの道標。
コケエ州立公園のトレッキング
気軽にトレッキングを楽しむ人々。雨が降った後は滑りやすので足元に注意しよう。

Information

地図 MAP
住所 Kokee State Park 3600 Kokee Rd Waimea HI 96769