カウアイ島の観光スポット

ハナペペ・スウィンギング・ブリッジ
Hanapepe Swinging Bridge

ハナペペタウンと居住区をつなぐノスタルジックな吊り橋。

ハワイ・カウアイ島 ハナペペ・スウィンギング・ブリッジ

カウアイ島には居住区域に流れる河川が多いため、住民が便利に移動できるように作られた橋が多い。なかでも観光客にも広く知られている吊り橋のひとつが、ハナペペ・タウンと川向こうのハナペペ居住区をつなぐ「ハナペペ・スウィンギング・ブリッジ Hanapēpē Swingging Bridge」だ。オリジナルのハナペペ・スウィンギング・ブリッジは、1900年初期に建設されたようだが、1992年の大型ハリケーンの破壊的な打撃を受け、カウアイ群政府による大修復を経て再建築された。現代では人々の移動手段は車が主になっているため、昔に比べると吊り橋を利用する人は少なくなったが、ハナペペ・スウィンギング・ブリッジは、地域にとっても住人にとっても貴重な橋として今も大切にされている。

カウアイ島ハナペペ・スウィンギング・ブリッジ
年季の入った木製の吊り橋。辺りはレイドバックした風景が広がる。

ハナペペ居住区側にあるHanapepe Valley(ハナペペ渓谷)は、西洋文化がカウアイ島に入ってくる以前は、ハワイアン達が暮らしていたアフプアアだった。その後、パイナップルやサトウキビといった農園やポートアレン港で働く労働者が住み始めた。今でもハナペペ渓谷の奥には、アプフアアの面影を残すようにタロ畑が広がっている。

現在のハナペペ・タウンは、閑静でギャラリーやブティック、カフェなどが建ち並ぶアーティスティックな観光街として有名だが、昔は映画館をはじめ生活に必要な様々な店が集まり市民生活に根付いた活気ある町だった。当時のハナペペ・スウィンギング・ブリッジは生活するうえで町と居住区の行き来に欠かせない重要な存在だったようだ。

Hanapepe Swinging Bridgeの案内ボード
Hanapepe Swinging Bridgeの標識が見えるので場所はわかりやすい。

ハナペペ・スウィンギング・ブリッジへのアクセスは、50号線 Kaumualii Hwy(カウムアリイ・ハイウェイ)を西へ向かい、まずはハナペペ・タウンを目指そう。Hanapepe Rd(ハナペペ・ロード)とKona Rd(コナ・ロード)が交わるT字路辺りにある「Hanapepe Swinging Bridge」の標識も目印になる。車を降りてお店の間の細い道をハナペペ川の土手へ歩いていくと吊り橋は目の前に現れる。現在、無料で一般公開されており多くの観光客が訪れるスポットだが、橋の向こうは観光地ではない一般の居住区だということを忘れてはいけない。くれぐれも住民の静かな暮らしに迷惑をかけないように心がけよう。

Column旅のワンポイントガイド

ハナペペ・スウィンギング・ブリッジは、安定感のある吊り橋だがケーブルを除いてはほとんど木材で作られている。人数制限は一度に渡れるのは15人まで。むやみに揺らしたり走ったりする行為は絶対に止めよう。

Information

地図 MAP
住所 3857 Hanapepe Rd. Hanapepe HI 96716