カウアイ島の観光スポット

グラス・ビーチ
Glass Beach

ハワイのビーチでとっておきのシーグラスを探してみよう。

カウアイ島 グラスビーチ

グラス・ビーチは、カウアイ島西海岸のポート・アレン港(Port Allen)の東側に位置している。ハワイのBeachと名の付く海岸の中でも特殊な部類に入るビーチと言えるだろう。一見、普通のビーチのようだが、砂浜をよく見てみると辺り一面角の取れた小さなガラス玉が砂に混じっている。いわゆる曇りガラスのような風合いをしたカラフルなシーグラスを採取できる珍しい浜なのだ。グラス・ビーチはカウアイ島の中でもマイナーな海岸なのだが、特に近年は観光客がこぞって訪れるスポットになっている。Glass Beachというちょっとメルヘンチックな名称と、シーグラスの話題性が人気の要因になっているようだ。今では多くの観光客が下を向いて散策している姿が日常の光景になっている。グラス・ビーチを訪れたらとっておきのシーグラスを探してみよう。

カウアイ島 グラスビーチ
大小色とりどりのシーグラスが辺り一面に。

実は昔グラス・ビーチの東側の海岸は、「ダンプ」と呼ばれる粗大ゴミの廃棄物処理場だったようだ。今でも奥へ行くとその名残りがある。当時のゴミの種類は現在とは異なるようだが、波に揉まれ削られて丸くなったガラス材などが海流に乗ってグラス・ビーチに打ち寄せられてくるわけだ。まさに、海と自然のメカニズムがゴミを宝に変えたハワイでも珍しい場所である。このような背景からも海水浴にはおすすめできない事情がある。実際、いつ訪れても海水浴をする人の姿は見かけない。

カウアイ島 グラスビーチ
観光客がシーグラスを探しながら歩く光景は日常的。

グラス・ビーチへの行き方

50号線カウムアリイ・ハイウェイ(Kaumualii Hwy)を西海岸方面へ進み、エレエレ(Eleele)地区に入ったらワイアロ・ロード(Waialo Road)を左折してポートアレン港(Port Allen)方面へ。道路の突き当りには桟橋があるが、その少し手前を左折して道なりに進むと海岸線へつながる未舗装の砂利道に入る。すぐ目の前に見える海岸がグラス・ビーチだ。その先の細道の突き当りはMcBryde Sugar Plantation Cemeteryという墓地エリアになる。砂利道は決して観光用に整備されたものとは言えない状態なので、特にレンタカーの運転は気をつけよう。

Information

地図 MAP
住所 171 Aka Ula St. Eleele HI 96705