カウアイ島の観光スポット

メネフメ養魚場 | アレココ
Menehune Fish Pond / Alekoko

古代ハワイにトリップしたような、静かで癒しのある風景。

ハワイ州カウアイ島のメネフネ・フィッシュ・ポンド

メネフネ・フィッシュポンド(メネフネ養魚場)の名前で知られるアレココは、ナウィウィリ港を過ぎて、坂道を上がったところにあるルックアウトから見おろせる。フレイア川の大きな湾曲部を利用して、伝説の小人族メネフネによって一晩で造られたと伝えられているフィッシュ・ポンド。全長約275メートルの石と土の堤防で造られた養魚場で、約1000年前に建設されたと言われている。カウアイ島には65カ所におよぶ養魚場があるとされ、そのうちの9つがこのフレイア川沿いに設置されていたそう。古代ハワイでは、こうした養魚場は、チーフや聖職者など高い階級の人々のために確保され、ハワイ文化の中で最高のステータス・シンボルの一つだったそうだ。

メネフネ伝説

やはりこの養魚場にもメネフネ伝説があり、いくつかの説がある。その一つによると、この養魚場は、当時のカウアイのチーフ、アレココと妹のカハレレフアの指示を受けたメネフネ族によって造られたというもの。メネフネたちはその工事を請け負うにあたって、一つだけ条件を出したそうだ。その条件とは、魔法のように一晩で工事をする、自分たちの作業をけっして見ないというもの。アレココとカハレレフアは、けっして見ないことを約束し、工事をメネフネに依頼した。夕陽が落ちたあと、何千人にものぼるメネフネたちが二列に並び、なんとワイヒヴァ(カウアイ島の西、ワイメアにあった採石場)から石を運んだそう。ごつごつとした石を運び、壁を造る作業でメネフネたちの手からは血がにじみ、その血が川へと流れたという。メネフネたちが作業を進める間、近くにある小屋で息をこらしていたアレココとカハレレフアは、水の撥ねる音と岩のぶつかり合う音で眠れず、とうとう我慢が出来なくなって、かやぶき壁に指で穴を開け、その穴から作業風景を覗いてしまう。その瞬間に、メネフネたちは一切の作業を停止し、未完成のまま養魚場を去って行ったそうだ。養魚場の壁にズレのある部分がその未完成の痕跡だとされている。

アレココの石と土の壁は、1200年間の間に造られたハワイの養魚場の中で、石の作業を含む4つの異なる構成技術を利用したユニークな建造物としても特別視されている。養魚場には3つのマカハ(ハワイ語で水門)が設けられ、カウアイ島で最大の内陸人工池である。1973年に、国の歴史的建造物として登録。また、隣接する238エーカーの湿地や森は、Ae’o(アエオ、ハワイアン・竹馬)、Alae ke’oke’o (アラエ・ケオケオ、ハワイアン・オーバン), Alae’ula (アラエウラ、バン類の水鳥), Kola maoli (コラ・マオリ、ハワイアン・アヒル )という4種の絶滅危機にある水鳥に生息地を提供する国立野生生物の避難所に指定されている。

現在は、カヤックでフレイヤ川を漕ぎ、このエリアを楽しむことも可能。メネフネが流した血がエネルギーをあたえ、いまでもたっぷりとした水をたたえる、美しい川として生き残っているフレイア川と、アレココ・フィッシュポンドは現在では生い茂るマングローブの森の濃い緑色に縁取られている。すぐそばにあるハウプ山脈、その下をゆったりと流れるフレイア川、そしてメネフネ伝説の残るアレココ。ルックアウトに立つと、古代ハワイへすっと連れ去ってくれるようなトリップ感があり、静かで癒されるスポットである。

Information

地図 MAP
住所 Menehune Fish Pond Lihue HI