カウアイ島の観光スポット

ハナペペ渓谷展望台
Hanapepe Valley Lookout

ハナペペ渓谷を一望できる展望台

カウアイ島 ハナペペ渓谷展望台

ハナペペ渓谷の眺望を堪能できる展望台がハナペペ・バレー・ルックアウト(Hanapēpē Lookout)だ。展望台は、リフエから西海岸に向けて横断する50号線カウムアリイ・ハイウェイ(Kaumualii Hwy.)沿いに位置している。一見すると少し幅広い路側帯のように見えるので通り過ぎないように注意しよう。

ハナペペ渓谷展望台からは、カウアイ島で最も高い山「カワイキニ(Kawaikini)」へ続く奥深いハナペペ渓谷を見晴らすことができる。谷底に見えるのは、カウアイ島で3番目に長いハナペペ川とその豊かな水源を利用したタロ畑。そして谷の向こうには、小高い丘にサトウキビ畑が広がっている。また、道路を挟んで反対側には広大なコーヒー畑が広がり、遥か遠くに西海岸の海を眺めることができる。これらもまたカウアイ島らしい情緒ある自然風景と言えるだろう。

Hanapepe Valley Lookout
50号線カウムアリイ・ハイウェイ沿いから見るハナペペ渓谷の眺望。

また展望台からは見ることができないが、山々が重なる渓谷の奥にはハワイアンの歌の中でも語られている美しい滝「マナワイオプナ滝(Manawaiopuna Falls)」がある。その辺りの地域は「コウラ」と呼ばれ、かつてハワイアンたちが豊かに暮らしていた居住区があったそうだ。現在は個人所有地に属しているためヘリコプターツアーでしかアクセスできない場所である。

ハナペペ渓谷展望台は、なにげない道路脇の風景の中にカウアイ島の自然の奥深さを垣間見ることができる展望台だ。カウムアリイ・ハイウェイを西海岸方面へ向かう機会があったら立ち寄ってみよう。

Column旅のワンポイントガイド

実は、路上のビューポイントからは草が生い茂って見えないが、ガードレールのすぐ向こうは約140メートル下の谷底へほぼ垂直に落ちる断崖絶壁である。しかも地名であるHanapepeがハワイ語で「砕かれた湾」を意味するように、この辺りの岩や土は崩れやすい。絶対にガードレールの上に立ったり乗り越えたりすることは止めよう。

Information

地図 MAP
住所 Kaumualii Hwy. Kalaheo HI 96741