カウアイ島の観光スポット

ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージ
Hanalei National Wildlife Refuge

ハワイ固有種の水鳥が生息する野生生物保護区域

カウアイ島 Hanalei National Wildlife Refuge

ハワイの代表的な景観のひとつとして有名なハナレイ渓谷。そのうち300メートルクラスの山々に囲まれたハナレイ川河口の平坦な水域を中心としたエリアは、広大なタロ芋の水田も含めて、カウアイ島にある3つの野生生物保護区の中で最初に保護区域に指定された場所である。この区域が総面積約371ヘクタール(約3.7㎢)におよぶ「ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージ(ハナレイ野生生物保護区)」だ。当時、絶滅危機にあったハワイ固有種のコロア・マオリ(Koloa Maoli)、アラエ・ケア(ʻalae kea)、アラエウラ(ʻalae ʻula)、アエオ(āeʻo)、ネネ(nēnē)の5種の水鳥を保護する目的で1972年に設立された。

野生生物保護区を支えるハナレイ川

渓谷を流れるハナレイ川は、保護区域に入って一旦東西の水路に分かれる。さらに北西に広がる約75ヘクタール(0.75㎢)のタロイモ水田と約34ヘクタール(0.34㎢)の野生動物が生息する湿地帯を経てハナレイの町で再び川となる。そして三日月型のハナレイ湾へと流れ出るのだ。ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージには、このようなハナレイ川の恩恵を受けた環境と政府の保護活動によって、他ではあまり見ることのできない貴重な水鳥が身近に生息している。現在では保護の対象である5種の水鳥に加えて18種類の外来種を含む45種類もの野鳥が確認されているそうだ。特にハワイ固有種の水鳥の保護とタロへの被害防止を目的として、ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージへの一般の立ち入りは厳しく制限されている。

カウアイ島 ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージ
美しいハナレイ渓谷とタロイモの田園風景。

ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージへのアクセス

厳しい制限によって守られている保護区だが、ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージに触れる方法があるので紹介しよう。

クヒオ・ハイウェイ(Kuhio Hwy)沿いのプリンスビル・ショッピングセンターの向かい側にある「ハナレイ渓谷展望台」からハナレイ・ワイルドライフ・レフュージの全景を望むことができる。また展望台から見晴らすハナレイ渓谷はカウアイ島の絶景ポイントのひとつでもある。

保護区を体感したい人には、ハナレイ橋のたもとから川沿いに伸びる農道オヒキ・ロード(Ohiki Road)を渓谷方面へと保護区に立ち入ることも可能だ。ただし車を利用する場合はタロ畑を過ぎたあたりにあるオコレハオ・トレイル(Okolehao Trail)用の駐車場に車を停めて散策しよう。タロ畑への侵入や保護区域の路上駐車は固く禁止されているので注意してほしい。

カウアイ島 ハナレイ野生生物保護区
車のスピードを落として!野生動物横断の標識。

ハナレイ・ナショナル・ワイルドライフ・レフュージの観光

アクティビティを利用すれば保護区域内へのツアーが可能だ。

保護区域でタロを栽培している「ホオプラプラ・ハラグチ・ライス・ミル(Ho’opulapula Haraguchi Rice Mill)」が、タロイモ水田とハナレイ・ワイドライフ・レフュージの観光ツアーを実施している。ハワイ文化を学びながら野生動物保護区のスローな空気に浸ってみるのも良いだろう。ちなみにホオプラプラ・ハラグチ・ライス・ミルは、現在ハワイに残る唯一の精米所跡としても有名だ。

アクティブ派にはハナレイ川のカヤックやカヌーを楽しみながら、水草の茂った川岸に生息するハワイ固有種の貴重な水鳥を観察するのもおすすめだ。バードウォッチングに適した素晴らしい環境が整っている。

Information

地図 MAP
住所 Ohiki Rd. Princeville HI 96722