カウアイ島の南海岸ラワイ地区にあるアラートン・ガーデン(Allerton Garden)の観光ツアーを体験してきました。今回ご紹介するのは、昼間に催行されるツアーと異なり少し特別なサンセットツアー。その名の通り、サンセットタイム前にガーデンへ出発します。ちょうど他のツアーが全て終わる時間帯なので、観光客も少なくプライベート感たっぷりです。
少し早めにビジターセンターに到着。ちなみに、ビジターセンターとはツアーの手続きなどを行うホテルで言うとフロントデスクにあたる場所です。実はこのビジターセンター、カウアイ島内の他のショップではあまり見られないガーデンオリジナルのロゴグッズやアクセサリーなどのお土産品を販売しています。訪れた際は、ぜひショップをのぞいてみてくださいね。
シャトルに乗っていざアラートン・ガーデンへ。サンセットツアーは、アラートン・ガーデンの中でも特にハイライト的なスポットをガイドの先導で回ります。そしてツアーのゴール地点は、ガーデンの生みの親であるアラートン氏が晩年を過ごしたと言われる海に面したアラートン邸です。アラートン邸は、通常のツアーでは行くことができない贅沢な場所で、サンセットを楽しみながら軽いディナーを楽しむことができます。目の前はプライベートビーチの美しいラワイ・カイ。当時のアラートン氏もきっとこの美しい風景を眺めながら生活していたのでしょう。また、この辺りは養魚場や用水路などのハワイアンの遺跡が残る場所だそうです。カウアイ島の中でも有数のウミガメの産卵場所としても知られています。
アラートン邸の横には、ラワイ渓谷をこよなく愛したエマ女王のサマーハウスが復元されて残っていました。クイーン・エマは、アラートン氏の前のラワイ渓谷の持ち主です。カウアイのハワイアンの人たちに愛されたクイーン・エマらしい質素でシンプルな建物がとても印象的でした。
サンセットツアーは20名以下の少人数で催行されていますが、他のツアーが終わった後に広大なガーデンを歩くのはとても特別な気分です。当時、アラートン氏に招かれた世界のセレブたちの気分を少しだけ理解できた気がします。
ガーデンからの帰りはシャトルバスがアラートン邸の側まで迎えに来てくれました。最後のサプライズ・・・ビジターセンターまでの帰り道、シャトルの横には蓮の花が満開!ガイドさん曰く、夏季には帰路の道沿いに夜にしか咲かない美しい大輪の花「月下美人」も華やかに出迎えてくれるそうです。帰路のシャトルは、ビジターセンターの駐車場まで送ってくれるので、タクシーを利用する人は事前に自身で手配しておくか、ガイドさんに手配をお願いすることもできるようです。遅くともディナーの間にお願いするのが良いでしょう。サンセットツアーに参加して、当時の美しい風景やカウアイの歴史に名を残す偉人たちの生活に思いをはせてみてはいかがでしょうか。