ハワイ旅行で楽しめるエンターテインメントと言えば、ハワイアンダンスのショーと料理を堪能できるルアウショーが人気ですね。今回はカウアイ島の有名なルアウショーのひとつ「SMITH GARDEN LUAU スミス・ガーデン・ルアウ」へ行ってきました。luau(ルアウ)とは、招いたお客様に満足してもらえるよう精一杯のおもてなしをするハワイ式のパーティーです。山ほどの料理、お酒、エンターテイメントなどがセットになっていてハワイアン気分を満喫できます。スミス・ガーデン・ルアウは、ワイルア川州立公園の河口に広がる東海岸エリアのスミス・トロピカル・ボタニカル・ガーデンで開催されています。ハワイアンの血を受け継ぐ芸達者なスミス・ファミリーがメインとなり、ショーと料理でおもてなししてくれる昔ながらのスタイルのルアウの雰囲気が特徴です。
午後5時(季節によって時間変更あり)ガーデンの入口で入場手続きを終えると、最近ではすっかり定番となったダンサーによるレイの贈呈とともに出迎えてくれるレイ・グリーティング(Lei Greeting)と写真撮影。ここで撮った写真はルアウ開催中に購入することができますが、もちろん強制ではありませんのでご安心を。スミス・ガーデン・ルアウでは、この後オープンエアーのシャトルでガーデン内を周遊してくれるので植物園好きには嬉しいサービスです。また午後6時に始まるイム・セレモニーまではガーデンを自由に散策することもできます。子供達は放し飼いのクジャクやニワトリに餌をあげて楽しんでいました。餌は園内で売っているようです。
イム・セレモニーとは、ルアウのメインディッシュ料理となる蒸し豚を砂釜から出すセレモニーです。ちなみに、イム(Imu)とは地面に掘って作られたハワイアン式の釜戸のことです。セレモニーが行われるイムは、スミス・ガーデン内にいくつもある砂釜のひとつだそうです。早朝に仕込んでおいた豚は8時間ほどかけてスモーキーな風味の柔らかいカルア・ポークと言われるハワイを代表する料理としてルアウの食卓のメインディッシュとなります。
イム・セレモニーが終わるとディナー会場へ向かいます。団体グループ以外は、オープンテーブルで好きなところに座ります。今夜は満席に近く300人以上が参加していましたが、バイキング形式のテーブルの列は幾つもあり待つことなくスムーズでした。しかも各種トレーに盛られた料理は空になることなくたっぷり用意されています。これぞまさに、ハワイアン・ルアウ!と言えるでしょう。食事の合い間には、ハワイアンミュージックのライブが行われています。誕生日や記念日の人がいれば、みんなでお祝いするのもルアウの良いところ。「誕生日の人~、記念日の人~」と呼ばれたら恥ずかしがらずに手を振りましょう。
さて、食事も終わり日が落ちる頃、隣接するショー会場へ移動します。ハワイの各々のルアウショーには、それぞれストーリーやテーマがあるのですが、スミスルアウのショーはハワイの歴史と様々な文化が今のハワイを創ったことを踊りの中で語ります。これもスミス・ガーデン・ルアウならではの特徴と言えるでしょう。ハワイアン、タヒチアン、マオリ(ニュージーランド)、ジャパニーズ、フィリピーノ、そして最後はルアウの定番サモアン・ファイアー・ナイフです。
ちなみに、ショーの鑑賞だけでも参加できるようですが、せっかくならルアウでしか味わえなハワイアン料理も堪能しましょう。観光客に限らずローカルにとっても、時にルアウは楽しいものです。次はどこのルアウへ行ってみようかなあ。。。