TSA Pre✓®(ティー・エス・エー・プリ・チェック)は、きっと日本では馴染みのないので聞きなれない人も多いでしょう。米国国土安全保障省の運輸保安局(TSA)が実施するプログラムで、加盟空港においてセキュリティーチェックなどの簡略化を図るという乗客にとってはちょっとした特典のようなものです。特にハワイのように混雑する空港では有難いプログラムです。もちろん、カウアイ島のリフエ空港でも導入されています。主な特典はこのような内容になっています。(随時変更になる場合があります)
- 空港の保安検査の際、専用のレーンを使用してすばやく通過することができます。
- 靴、ノートパソコン、液体、ベルト、上着などを脱いだり外したりする必要がありません。
- 12歳以下のお子様は、TSA Pre Chechの利用が認められた大人に同伴できます。
ハワイの空港でも出発時の審査の際に、長蛇の列ができることがありますが、TSA Pre Checkの該当者は、時間とストレスを節約できるというわけですね。ローカルではTSAプレチェックがもらえたか否かはとても気にします。
TSA Pre Checkは、どのような人が使えるの?
プログラムは、コンピュータによる自動選出またはTSA登録申請者(手続きは有料85ドル、有効期間は5年)にのみ与えられます。このプログラムに登録申請することができるのはこのような人が対象になるそうです。
- グローバルエントリープログラムの資格者
- 米国市民
- 米国永住権所持者
- ミリタリー関係者
- ブラックリストに載っていない一般人など
詳しくは公式サイト(英語版)を参照ください。
https://www.tsa.gov/precheck
TSA Pre Checkは、日本の旅行者でもプログラム申請を行わなくても選出されることがあります。コンピューターが混雑状況などを判断して混雑緩和のために自動選出される感覚ですね。どこで見分けるのかというと、航空券を見ると「TSA PRECHK」や「TSAPRE」の文字が左上に太文字で印刷されています。ハワイアン航空のキオスク(自動チェックイン機)で発券した場合、搭乗券の上部の角あたりに大きく表示されていました。TSA Pre check該当者は、TSAセキュリティーチェックポイントに並ぶことができます。一般の人とは、並ぶ列が異なりますが出口は同じなので同行者と別れても安心してくださいね。ちなみに、面白いことにコンピューターが弾き出すので、観光大国ハワイでは時にプリチェックのレーンの方が混雑してしまうことも。ぜひ、搭乗券をチェックしてみてください。